2015-2020年度大学院演習「井上馨関係文書の研究」
2015年度大学院演習では、国立国会図書館所蔵の井上馨関係文書の書翰の部を解読を行いました。井上馨関係文書は、元老の一人である井上馨宛の書翰や、井上旧蔵の書類からなる膨大な文書であり、日本近代史研究の中でも最重要史料のひとつです。しかし、同文書は、いまだ一部を除いて活字化されてはおらず、利用には一定のくずし字解読能力を必要とします。本演習ではこの井上馨関係文書を解読することにより、近代のくずし字文書の解読能力を習得するとともに、日本近代の政治史・経済史を始めとする井上が関わった諸方面の歴史についての知見を深めていくことを目標にしました。
◆2015年度◆※解読書翰
青木周蔵22通、有賀長雄1通、有松英義1通、有栖川宮慰子1通、渥美契縁1通、粟屋品三2通、江木千之5通、江木翼1通、榎本武揚7通、後藤象二郎1通
◆2016年度◆
※解読書翰
原田二郎1通、
※合評会で取り上げた文献
松沢裕作『自由民権運動』(岩波新書)
※その他
辻健司氏による研究報告開催
◆2017年度◆
※解読書翰
伊東巳代治13通、木戸孝允11通、清浦奎吾1通、九鬼隆一1通、栗野慎一郎1通、日下義雄1通、久保田譲1通、黒田清隆2通、岩倉具視15通、岩倉具経1通、金子堅太郎3通、桂太郎3通
※その他
矢野真太郎氏、荒木彩花氏、萱田寛也氏、青木健史氏、中西秋桜氏による研究報告開催
昼食会3回開催
◆2018年度◆
※解読書簡
木戸孝允11通、清浦奎吾1通、九鬼隆一1通、栗野慎一郎1通、日下義雄1通、久保田譲1通、黒田清隆2通、馬越恭平1通、益田孝2通、松方正義2通、三浦梧楼10通、森有礼1通、望月小太郎11通、元田肇1通、陸奥宗光13通、中田敬義1通、中上川彦次郎2通、新島襄1通、野村靖5通、岡田良一郎2通、大谷光瑩1通、大谷光演1通、大久保利通1通、大隈重信2通、西郷従道1通、西園寺公望2通、三条実美5通、千家尊福1通、渋沢栄一3通
※その他
張騰雲氏、張天恩氏氏による研究報告開催
昼食会3回開催
◆2019年度◆
※解読書簡
渋沢栄一20通、品川弥二郎2通、島地黙雷2通、末松謙澄4通、関直彦2通、豊永長吉1通、竹添進一郎1通、田中光顕2通、谷干城10通、寺島宗則2通、徳大寺実則1通、鳥尾小弥太7通、都築馨六7通
※合評会で取り上げた文献
佐々木雄一『陸奥宗光』、内藤一成『三条実美』(中公新書)、刑部芳則『三条実美』(吉川弘文館)
※その他
相良海香子氏、山口友樹氏による研究報告開催
昼食会2回開催
◆2020年度★
※解読書簡
現在作成中